コーヒー豆の違いは?種類や産地別に特徴やおすすめの飲み方を解説

コーヒーって本当に美味しいですよね。

僕は毎日朝ごはんを食べるときには欠かさず飲んでいます。

家で飲むコーヒーももちろん好きですが、喫茶店に行って飲むこだわりコーヒーも大好きです。

 

 

コーヒーは豆の種類やロースト時間、ドリップの方法によって味が全く違います。

豆の種類だけコーヒーがあるといっても過言ではありません。

まさに十人十色。

 

「コーヒー豆っていろんな種類があるけど、それぞれの違いってなに?」

「わたしに合うコーヒーはどれ?」

ということで、今回はコーヒー豆ごとの違いをどこよりも詳しくかつ分かりやすく解説します。

コーヒー豆の種類

コーヒーは現在世界60か国以上で生産されている世界的な飲みもの。

コーヒーは豆自体の品種や栽培されている場所、気候、栽培方法、焙煎時間などの様々な要因によって味が全く異なってきます。

 

 

コーヒー豆の品種は大きく分けて

  • アラビカ種
  • ロブスタ種
  • リベリカ種

の3つ。

このうち私たちが普段飲んでいるコーヒー豆の品種のほとんどがアラビカ種です。

アラビカ種はデリケートで扱いづらい品種ではありますが、その分香りや風味は他の品種と比べても絶品。

 

 

ロブスタ種は缶コーヒーなどでよく使われる品種。

業務用米みたいな立ち位置の品種ですね。

アラビカ種に比べて栽培しやすいのが特徴です。

 

 

リベリカ種の原産地はアフリカ大陸にあるリベリア共和国。

最近ではベトナムやフィリピンなどの東南アジアでも生産されるようになっています。

ロブスタ種以上の過酷な環境でも育つのが特徴です。

 

しかしリベリカ種は収穫量が他の2品種に比べて少ないため、普段私たちが飲む機会はほとんどありません。

基本的にリベリカ種は現地の人が現地で飲む用の品種というわけです。

「コーヒー豆の種類」のまとめ

・コーヒーの香りや味は様々な条件から決まる

・コーヒーの品種は大きく分けて3種類

・普段飲んでいるのはアラビカ種

品種ごとの風味の特徴は?

コーヒーは品種ごとに香りや風味が全く異なります。

苦みの強いもの、華やかな香りのもの、甘みの強いものなど千差万別。

ということで、市場によく出回っている品種ごとの特徴や価格をまとめました。

ブルーマウンテン

ブルーマウンテンはジャマイカにある山地の名前です。

ブルーマウンテンで作られたコーヒー豆全てが「ブルーマウンテン」を名乗れるわけではなく、限られた農園でしか栽培や加工が許されていません。

ブルーマウンテンの特徴

ブルーマウンテンの特徴は何と言ってもバランスの良さ。

苦み、酸味、コク、甘み、舌触りといったコーヒーの味わいを決める要素がバランスよく含まれています。

 

 

コーヒーはいろんな産地の豆をブレンドして最適な味わいを作り出すのが一般的。

それぞれの豆に足りない部分を補い合うことで最適なブレンドコーヒーができあがるんですよね。

しかしブルーマウンテンはブレンドしなくてもコーヒーが完成されているといっても過言ではないくらいのバランスの良さです。

 

 

欠点は優等生タイプなので、尖ったポイントがないこと。

また深煎りしてしまうと豆が割れてしまうため、ずっしりとしたコーヒー好きな方には物足りなく感じてしまうこともあります。

ブルーマウンテンの価格

ブルーマウンテンは豆の大きさや見た目などによって、No.1からNo.3まで格付けされます。

またブルーマウンテンのブランドを守るために厳しい審査基準が定められているのも特徴です。

価格も一般的なものに比べてかなり高く、「100gあたり2,000円から」が相場になっています。

 

 

特にブルーマウンテンの中でも最上級ランクのNo.1を喫茶店で飲もうとすると、一杯あたり1,000円以上するのが普通。

まさに高級コーヒー豆といったところでしょうか。

ブルーマウンテンのおすすめの飲み方

ブルーマウンテンの良さは何と言っても芳醇な香りと複雑な味わいです。

そんなブルーマウンテンの良さを引き立たせるには、ローストは浅煎りがおすすめ。

豆本来の味を敏感に感じられます。

 

 

ブルーマウンテンを味わうときはなるべくミルクや砂糖を入れないブラックで飲むのがおすすめ。

豆に備わっている甘みや香りが口いっぱいに広がります。

「ブルーマウンテン」のまとめ

・世界3大コーヒー豆の一つ

・すべての豆がブルーマウンテンを名乗れるわけではない

・バランスの良い味わいが特徴

コナ

コナはアメリカ合衆国のハワイ州コナ地区で生産されているコーヒー。

ジャマイカのブルーマウンテン、タンザニアのキリマンジャロと並んで世界3大高級コーヒーと称されています。

ホワイトハウスなどでも提供される格式高い品種です。

 

コナは世界でも生産量が極端に少ないことでも有名で、これだけ名前を知られている品種でありながら生産量は世界全体の1%未満です。

コナの特徴

コナコーヒーの特徴ははっきりとした酸味。

柑橘類のようなさわやかな酸っぱさを感じさせてくれます。

紅茶のようなさわやかさです。

 

 

コーヒーの酸味について誤解している方が多いのですが、コーヒーにおける酸味はフレッシュなもの。

「コーヒーの酸味が苦手」と感じているあなたは酸化したコーヒー豆の味しか知らないのかもしれません。

酸味を感じさせながらもコーヒーならではのコクもしっかりと存在しています。

コナの価格

コナはアメリカで作られているため、コーヒーを生産するための土地代や人件費が発展途上国に比べて嵩んでしまいます。

なのでコナの価格は高くなってしまうんですよね。

 

 

コナブレンドを名乗るには、10%以上のコナが含まれていればOKです。

土地代や人件費などの理由から100%コナコーヒーはかなり高価になってしまいます。

 

 

100%コナは100gあたり6,000円以上の価格が付きます。

なので店頭で売られているコナコーヒーのほとんどがブレンドされているものです。

購入するときは、裏面に書いてある配合表でコナの割合を確認することをおすすめします。

コナのおすすめの飲み方

コナの特徴である華やかな酸味とコクを最大限に味わうには、浅煎りから中煎り(シティローストからミディアムロースト)くらいがおすすめ。

あまりに熱すぎるお湯でドリップしてしまうとコナの風味を完全に味わえなくなってしまうので、少しぬるめのお湯でドリップするとコナを満足に味わえます。

 

 

コナはすっきりした味わいなので、コーヒーの苦みが苦手な方でもブラックで美味しく飲めます。

まるで紅茶を飲んでいるかのようなさわやかさです。

「コナ」のまとめ

・アメリカ合衆国ハワイ州で生産されている

・世界3大コーヒー豆の一つ

・100%コナコーヒーは価格高め

・はっきりとした酸味で紅茶のような味わいが特徴

キリマンジャロ

キリマンジャロはタンザニアにあるアフリカ最高峰の山、キリマンジャロのふもとで作られているコーヒー。

ブルーマウンテン、コナと並んで世界三大コーヒー豆と称されています。

 

 

以前はキリマンジャロのふもとで作られたコーヒー豆のみをキリマンジャロと呼んでいました。

しかし今ではタンザニアで作られたコーヒー豆全てをキリマンジャロと呼ぶのが一般的です。

キリマンジャロの特徴

キリマンジャロは昼と夜の気温の差が激しいことで有名。

また山の天気は変わりやすいため、コーヒー豆を育てるには過酷な環境です。

 

そのような環境で育ったコーヒー豆は一粒一粒が大きく立派になります。

そのためキリマンジャロは他のコーヒー豆に比べて水分をたっぷり含んだものに仕上がるのが特徴です。

 

 

またアフリカで作られているコーヒー豆ながらキリマンジャロは生豆を取り出すときには乾燥式ではなく水洗式を採用しています。

キリマンジャロの特徴はアフリカ産らしい華やかな香り。

酸味も比較的強めで尖った味わいです。

 

 

キリマンジャロの味は「野性味あふれる味」とも称されるんですよね。

アフリカの大自然を凝縮したようなコーヒー豆になっています。

キリマンジャロの価格

キリマンジャロはブルーマウンテンやコナに比べると、キリマンジャロと名乗るためのハードルが低いため安いです。

それでもブレンドコーヒーに比べると、ちゃんとしたブランド豆のため価格が高く設定されています。

100gあたり1,000円弱位の価格で取引されていることが一般的です。

 

カフェでキリマンジャロを頼むと大体1杯800円くらい。

キリマンジャロのおすすめの飲み方

キリマンジャロは上品で繊細な味というよりは力強くて男らしい味わいです。

 

僕のおすすめは深煎り。

さらに抽出時間はなるべく早めにするべき。

男らしさを残しながらもキリマンジャロに含まれる香りや甘みを引き立てられます。

 

 

キリマンジャロは砂糖やミルクを混ぜて飲むのもおすすめ。

キリマンジャロの男らしさがいい感じに中和されてバランスがいいコーヒーを楽しめます。

「キリマンジャロ」のまとめ

・タンザニアにあるキリマンジャロで作られるコーヒー豆

・豆の一粒一粒がとても大きい

・野性味あふれる味わい

・深煎りにすることでコーヒーらしい風味を味わえる

モカ

モカは元々中東のイエメンにあるモカという港町で作られているコーヒー。

イエメンはアラビア半島にある国ですが、イエメンの対岸にはアフリカ大陸のエチオピアという国があります。

 

 

じつはエチオピアはコーヒーノキ(コーヒーの木)が初めて見つかった土地です。

そのため、エチオピアに近いイエメンでもコーヒー栽培が古くから盛んに行われています。

現在ではイエメンとエチオピアで作られるコーヒーをまとめてモカと呼んでいます。

モカの特徴

モカはイエメンとエチオピアで作られるコーヒー豆をまとめた呼び名です。

なので、どこで収穫された豆かを区別するためにモカの後ろに収穫地域名を加えて呼ばれることも多いです。

「モカ〇〇」のような感じですね。

 

エチオピア産であっても、イエメン産であってもほとんど風味は変わりません。

モカの中でも最高級と言われているのがシダモ地区で収穫される「モカ・シダモ」です。

 

 

モカの味の特徴は何と言っても甘み。

モカ以上に甘みに特化したコーヒーは他にないと断言できるくらい甘みが強いです。

 

モカの甘みを例えるならチョコレート。

カフェモカという飲みものはコーヒーにチョコレートを溶かして作りますよね。

 

カフェモカはアメリカ発祥の飲み物なんですが、モカが高価で手に入りづらかった当時のアメリカでモカに似せるように作られたのは始まりなんです。

つまりそれだけ甘みの強いコーヒーということ。

 

 

王道のコーヒーとは明らかに一線を画すコーヒーなので、好き嫌いが分かれます。

コーヒーというよりはむしろモカという飲み物と言ってしまってもいいかもしれません。

モカの価格

モカは100gあたり700円ほどで販売されています。

カフェでモカをオーダーすると、一杯500円からが一般的です。

モカのおすすめの飲み方

モカは焙煎時間によっていろんな味を楽しめるコーヒー豆。

モカの甘みを存分に楽しみたいなら、浅煎りでかつお湯の温度を低めにしてドリップするのがおすすめ。

モカに含まれるチョコレートのような甘美な甘みをフルで楽しめます。

 

 

ストレートで飲むのももちろん美味しいですが、ブレンドコーヒーとして味わうのもおすすめ。

モカは特徴がはっきりしているのでブレンドすることで主張しすぎず、コーヒーの角を丸くしてくれます。

「モカ」のまとめ

・イエメンとエチオピアで作られるコーヒー

・圧倒的な甘みが特徴

・カフェモカはモカコーヒーに似せて作られた

・ブレンドコーヒーに入れると味わいが丸くなる

グアテマラ

グアテマラはメキシコの近くにある中南米の国で生産されているコーヒー。

グアテマラの国土は日本の1/3ほどにもかかわらず、国土の7割が山岳地帯になっています。

コーヒーを栽培するためには寒暖差や雨量の多さが必須。

 

そのためグアテマラはコーヒー栽培には絶好の国なんです。

グアテマラの特徴

グアテマラ国内でコーヒー栽培は一大産業です。

そのためグアテマラ国内ではコーヒーの価格が毎日テレビやインターネットで報道されています。

 

 

コーヒー栽培の近代化も推し進めていて、多くのコーヒー農園では水洗式の加工場を備えています。

水洗式は乾燥式に比べて豆を傷つけずに取り出せる反面、設備にお金がかかるのが欠点。

 

そういった設備を採用しているからこそ、高品質なコーヒーを大量に生産できているんです。

近年話題になっているスペシャリティコーヒーを引っ張ってきたのもグアテマラ産のコーヒー豆なんですよね。

 

 

グアテマラの味はとてもバランスが取れています。

特に酸味とコクのバランスが絶妙です。

 

 

だからといって香りが少ないわけではなく、ふわっとした花のような香りを内包しています。

名実ともに「THE・コーヒー」です。

グアテマラの価格

グアテマラはコーヒー先進国のため、高品質なコーヒー豆を安く手に入れられます。

100gあたり400円くらいが一般的です。

 

他の豆に比べて安いから美味しくないということは全く無く、作業の機械化などが進んでいるために価格を抑えられています。

カフェでグアテマラをオーダーすると大体1杯500円くらいで飲めます。

グアテマラのおすすめの飲み方

グアテマラのおすすめの飲み方は深煎り。

グアテマラに含まれている苦み、コク、香りが一番引き立ちます。

 

グアテマラはアイスで飲んでも美味しい品種。

浅煎りでローストしてしまうと酸味が前面に出過ぎてしまいます。

 

 

グアテマラの良さは酸味ではなくコクと香りです。

酸味が目立ってしまうとミルクとの相性が悪くなってしまいますからね。

「グアテマラ」のまとめ

・コーヒー先進国のグアテマラで生産されているコーヒー

・酸味とコクのバランスが絶妙

・スペシャリティコーヒーの旗振り役

ブラジル

ブラジルはコーヒー豆の生産量・輸出量ともに世界一。

コーヒー豆の世界生産量の1/3をブラジルが占めています。

 

日本とブラジルは戦前からつながりがとても強い国です。

なので日本でも「コーヒー=ブラジル」というくらい名前が知られています。

ブラジルの特徴

ブラジルコーヒーのほとんどがサントス港から出荷されています。

サントスといえば世界的なサッカー選手のネイマールが以前所属していたサントスFCのホームタウンです。

そのため、「ブラジルサントス」というブランド名で呼ばれることが多いです。

 

 

ブラジルサントス以外にも、カドテアズール、ムンドノーボ、サンマリノ、ピーベリー、サンジョゼなど種類が豊富。

さすがコーヒー生産量世界一です。

 

 

ブラジルコーヒーの味の特徴はバランスの良さ。

全てのコーヒーの味はブラジルを基準に判断していると言っても過言ではないです。

くせが全く無いので多くの人の口に合うコーヒー。

 

 

バランスの良さからブレンドコーヒーの下地として使われることも多い品種です。

ブラジルはベースを平らにならしてくれるようなコーヒーになっています。

ブラジルの価格

ブラジルは100gあたり400円くらいが相場になっています。

カフェでブラジルをオーダーすると一杯400円から500円くらいで飲めます。

ドトールなどの大手カフェチェーンでも安価にコーヒーを提供できることからよく使われる品種です。

ブラジルのおすすめの飲み方

ブラジルコーヒーはどんなローストでも美味しく飲めます。

その中でも僕のおすすめは深煎りのイタリアンロースト。

 

コーヒーらしい苦みを感じさせながらも、ブラジルらしいバランスの良さでちょうどいい味わいを演出してくれます。

深煎りのコーヒーはくどくなってしまう傾向がありますが、ブラジルなら丸く収めてくれるんです。

「ブラジル」のまとめ

・コーヒー生産量・輸出用が世界一

・バランスの良い味が特徴

・深煎りローストで淹れるのは

コロンビア

コロンビアはその名の通りコロンビアで生産されているコーヒー。

日本ではコロンビアコーヒーよりもエメラルドマウンテンという呼び名の方が有名ですよね。

コロンビアは広大な国土が広がっていて、乾季と雨季が地域によって異なるため1年中コーヒーを作ることが可能です。

 

 

コロンビアのコーヒー栽培は1700年代からずっと続いています。

なんと300年以上の歴史があるんです。

そんなコーヒー栽培の歴史から2011年に「コロンビアのコーヒー産地の文化的景観」が世界文化遺産に登録されました。

コロンビアの特徴

コロンビアはグアテマラやブラジルなどで運営されている大規模農園ではなく小規模農家です。

そのため機械的な工程で運営することが難しくなっています。

またコロンビアの国土は南北に広いため、同じ国で栽培されているコーヒーでありながら風味が異なるのも特徴です。

 

 

コロンビアコーヒーの味の特徴はバランスの良さ。

同じ南米産のブラジルコーヒーと味が似ていますが、コロンビアの方がさらっとした味わいです。

ブラジルがダンディな味わいだとしたら、コロンビアは青年のような味わいですね。

コロンビアの価格

コロンビアは100gあたり600円からが相場になっています。

価格帯としてはブラジルよりも若干高級と言った感じですね。

カフェでコロンビアをオーダーすると一杯500円くらいです。

コロンビアのおすすめの飲み方

コロンビアコーヒーのおすすめは深煎り。

じっくりとドリップして淹れることで、ずっしりした深みのあるコーヒーになります。

これぞコーヒーといった飲みごたえです。

 

 

飲み始めはずっしりした重みがありながらも後味はくどくなくてキレがあります。

エスプレッソで淹れても美味しく飲めるのがコロンビアコーヒーです。

「コロンビア」のおすすめ

・コーヒー文化が世界遺産に認定されている

・一年中コーヒーを栽培できる

・青年のようなバランスの良い味わい

・重めの飲みごたえ

・エスプレッソ用としてもおすすめ

マンデリン

マンデリンはインドネシアで栽培されているコーヒー。

もともとインドネシアにあるスマトラ島のマンデリン族が栽培を始めたことからマンデリンの名がつけられています。

スマトラ島と言えば、絶滅危惧種に指定されているスマトラトラが生息していることでも有名な場所ですよね。

 

 

インドネシアは世界有数のコーヒー生産量を誇っています。

しかしインドネシアで作られているコーヒーのほとんどがロブスタ種という安価な品種。

マンデリンはインドネシアで5%ほどしか生産されていない希少な品種なんです。

マンデリンの特徴

マンデリンはG1からG5の5段階で格付けされています。

格付けの項目は欠点豆(=基準に満たない豆)の量によって決まります。

 

 

またスマトラ島の限られた地域の高原地帯で栽培されているマンデリンのみ「スーパーグレード」という称号を名乗れるんです。

スーパーグレードを与えられたマンデリンは特別な扱いを受けています。

 

 

マンデリンの味の特徴は独特の苦み。

マンデリンの苦みは南米産のコーヒーでは作り出せないものです。

 

マンデリンの風味はハーブやシナモンなどにたとえられます。

それだけマンデリンの風味は独特なんです。

マンデリンの価格

マンデリンは100gあたり500円から600円が相場になっています。

カフェでマンデリンをオーダーすると一杯500円くらいです。

マンデリンのおすすめの飲み方

マンデリンは深煎りで淹れるのがおすすめ。

深煎りにすることで酸味が抑えられるのでマンデリンが持っている苦みやコクをマックスに味わえます。

マンデリンの良さのみを味わえるんです。

 

 

マンデリンは苦みが特徴的な品種。

なのでミルクで割ってカフェオレやカフェラテにして飲むのもおすすめです。

 

マンデリンの特徴である苦みとコクをマイルドに味わえます。

ふわっと優しくなる感じですね。

「マンデリン」のまとめ

・インドネシアで生産されているコーヒー

・特徴的な苦みと独特な味わい

・深煎りでローストすることで酸味を抑えられる

・ミルクで割るのもおすすめ

トラジャ

トラジャはマンデリンと同様にインドネシアで生産されているコーヒー。

幻のコーヒーとも呼ばれています。

 

 

トラジャが生産されているのはインドネシアのスラウェシ島です。

元々はインドネシアがオランダに支配されていた時に作られていた品種。

 

そのためトラジャの生産もオランダ人が主導していました。

しかし第二次世界大戦によって農園が荒れ果ててしまい一時は絶滅したとも言われていました。

 

 

そんなトラジャを甦らせたのは日本のキーコーヒー株式会社です。

キーコーヒーが1から農場のインフラ整備などを推し進めていきました。

一度は絶滅しかけたことが「トラジャは幻のコーヒー」と呼ばれる所以です。

トラジャの特徴

トラジャはスラウェシ島に住む先住民族のトラジャ族がコーヒー生産の工程のほとんどを行っています。

先住民族による伝統的な方法で行っているからこそ、トラジャならではの繊細な味わいを実現できるんです。

 

 

トラジャの味の特徴は圧倒的な香り。

コーヒー豆のパックを開けた瞬間から広がるスモーキーな香りに包まれます。

香りが素晴らしい品種は他にもありますが、トラジャの香りの強さは随一。

 

 

トラジャの味は香りに反して丸みを帯びていて優しいです。

「柔と剛」どちらも兼ね備えています。

「見た目はSなのに中身はM」みたいな感じ。

 

酸味・苦み・甘み・コクが高いレベルでまとまっています。

トラジャの価格

トラジャは100gあたり1,000円くらいが相場になっています。

トラジャは流通量がとても少ないため、価格が高くなりがち。

カフェでトラジャを扱っているお店はほとんどありません。

 

 

しかし熱狂的なトラジャファンができるほど、一部では狂信的な人気があります。

トラジャコーヒー専門店もあるほどです。

トラジャのおすすめの飲み方

トラジャは深煎りで味わうのがおすすめ。

ハイレベルに整った味わいを一番感じられると思います。

 

 

香りがとても強いのでミルクを入れてカフェラテやカフェオレにして飲むのも美味しいです。

ミルクを入れてもしっかりとした香りで主張してきます。

 

それなのに持ち前のバランスの良さで喧嘩しないんですよね。

アイスで飲んでももちろん美味しいです。

まさにトラジャはオールラウンダータイプの品種。

「トラジャ」のまとめ

・幻のコーヒーと呼ばれている

・日本のキーコーヒー株式会社が復興させた

・特徴的な香り

・どんな飲み方でも美味しく飲める

ケニア

ケニアコーヒーはアフリカ大陸のケニア共和国で作られているコーヒー。

キリマンジャロで有名なタンザニア産のコーヒーとともにアフリカのコーヒー産業を引っ張っている存在です。

生産量こそ少ないですが、ケニアコーヒーが持つ独特の味わいはコーヒー業界でも一目置かれています。

ケニアの特徴

ケニアはエチオピアなどに比べてコーヒー栽培の歴史は浅いです。

しかしケニアはコーヒーを科学的に研究する機関を先駆けて立ち上げました。

今でこそ農業は科学的に分析することが常識になっていますが、当時は「農業は経験で行うもの」という見方が一般的でした。

 

コーヒー生産の経験を科学的に分析することで、ノウハウを体系化することに成功したんです。

そのためケニアは高品質なコーヒーを安定して供給することが出来るんです。

 

 

ケニアコーヒーは特徴的な酸味を持っています。

酸味が一番の特徴になっているコーヒーはとても珍しいです。

ケニア独特のフルーティな酸味を感じられます。

ケニアの価格

ケニアは100gあたり600円くらいが相場になっています。

ケニアは日本ではあまり流通していません。

 

というのもケニアコーヒーが好まれているのはヨーロッパ圏だからです。

ヨーロッパでは高級品種として取引されています。

ケニアのおすすめの飲み方

ケニアコーヒーのおすすめは深煎り。

ヨーロッパ圏では深煎りコーヒーの方が好まれます。

ケニアは深煎りすることでケニアが持つ甘みが引き出されるんです。

 

 

コーヒー豆は深煎りしてしまうと豆が持つ特徴が壊されてしまわれがち。

しかしケニアは豆が大きく肉厚なので深煎りしても豆が壊れません。

 

 

ケニアはアイスで飲むとケニア独特の酸味ですっきりとしたのどごしになります。

ケニアで淹れたアイスコーヒーは本当に美味しいです。

「ケニア」の特徴

・ヨーロッパでは高級品種として取引されている

・科学的にコーヒー栽培を研究して作られている

・アイスコーヒーに最適な品種

コスタリカ

コスタリカコーヒーは中米にあるコスタリカ共和国で栽培されているコーヒー。

コスタリカは中米で最も早くコーヒー栽培がスタートしました。

今では世界的なコーヒーの産地になっているグアテマラも元々はコスタリカから技術を教えてもらっていました。

 

 

コスタリカ産のコーヒーはグアテマラに比べると日本での知名度は劣ります。

しかしグアテマラに負けず劣らずの高品質なコーヒーを生産しています。

コスタリカの特徴

コスタリカコーヒーはコーヒー生産国の中でも特にスペシャリティコーヒーに力を入れています。

コスタリカのコーヒー農園のほとんどが小規模。

 

そのためコーヒーノキ一本一本を丁寧に世話できるんです。

生産量こそ他の国に劣りますが、量で劣る分を質でカバーしています。

 

 

またコスタリカはハニープロセスという精製方法を採用しているのも特徴。

コーヒー豆は精製という作業が必要です。

 

 

精製は水洗式と乾燥式の2通りが一般的ですが、コスタリカは水洗式と乾燥式の中間にある精製方法「ハニープロセス」で行われます。

ハニープロセスを大規模農園で採用するのは手間がかかりすぎるため不可能。

 

コスタリカの小規模な農園だからこそできる業です。

ハニープロセスによって独特な味わいを生み出しています。

 

 

コスタリカコーヒーの味は甘みとコクが特徴的。

軽い口当たりでありながら、薄味ではなく口いっぱいに甘みがじわっと広がります。

エロスさえ感じるほどの上品さです。

コスタリカの価格

コスタリカは100gあたり600円ほどが相場になっています。

コスタリカはスペシャリティコーヒーとしても取引されていて、スペシャリティコーヒーになると価格が2倍以上に跳ね上がります。

カフェでオーダーすると一杯500円から600円ほどです。

コスタリカのおすすめの飲み方

コスタリカは深煎りがおすすめ。

浅煎りにしてしまうとコスタリカが持つ甘みとコクが主張しすぎてしまってバランスが悪くなります。

深煎りにすることで苦みを演出できてバランスの良い一杯になりますよ。

 

ネルドリップで濃いめに抽出することで、コスタリカのエロティックな部分を余すことなく味わえるでしょう。

「コスタリカ」のまとめ

・グアテマラにコーヒー栽培の技術を伝えた

・スペシャリティコーヒーに力を入れている

・甘みとコクがエロいくらい特徴的

・ネルドリップで濃いめに抽出するのがおすすめ

キューバ

キューバはアメリカ合衆国にほど近い中米の島国で作られているコーヒー。

キューバと言えば野球が有名で、日本でも多くのキューバ人選手がプレイしています。

 

またキューバ革命で革命家のチェゲバラが活躍したことでも有名です。

18世紀にスペイン人の移民がコーヒーノキを植えたのがキューバでのコーヒー栽培の始まりと言われています。

キューバの特徴

キューバコーヒーはほとんどの収穫を手作業で行ったあと、水洗工場で洗って天日干しされます。

キューバの気候や土地はコーヒーを作るのにとても適しています。

 

 

しかしキューバはカリブ海の真ん中にあるので、ハリケーンなどの自然災害が頻繁に訪れてしまうんです。

そのため毎年の生産量が安定しないのが欠点。

 

 

キューバコーヒーの味はすっきりとしていてバランスが取れています。

ブルーマウンテンに近い味わいです。

甘い香りと角がない丸みを帯びた味わいを感じられます。

キューバの価格

キューバコーヒーは100gあたり600円からが相場になっています。

キューバコーヒーの中でも最高級のクリスタルマウンテンは100gあたり800円以上です。

カフェでオーダーすると一杯600円ほど。

キューバのおすすめの飲み方

キューバコーヒーはブルーマウンテンと同じく浅煎りがおすすめ。

複雑な味わいを全く損ねずに味わうことが出来ます。

 

丁寧にゆっくりドリップすることで香りがより一層際立つんですよね。

ブルーマウンテンと飲み比べることで違いを楽しむのも面白いかもしれません。

「キューバ」のまとめ

・生産量は安定しないが質は一級品

・ブルーマウンテンに近い味わい

・すっきりして飲みやすい

・浅煎りローストがおすすめ

ゲイシャ

ゲイシャはパナマなどで生産されているコーヒー。

以前スターバックスで一杯2,000円で販売されたことでも話題になりました。

最近になって急に有名になったのがゲイシャです。

ゲイシャの特徴

ゲイシャは最近になって急に発見されたかのような印象を受けますが、実はゲイシャが発見されたのは1931年だと言われています。

ゲイシャの特徴は圧倒的な香りですが、当時はコーヒーの香りよりも飲みごたえが重視されていた時代。

 

またゲイシャは他の品種に比べて収穫量が少なく栽培の難易度も高いです。

そのため全く一般的な品種になりませんでした。

 

 

その後現在はゲイシャの世界的な生産地であるパナマでひっそりと植えられました。

しかしゲイシャが栽培された目的は商品としてではなくさび病予防のため。

そのままゲイシャは歴史の隅に追いやられるはずでしたが、2000年代になってエスメラルダ農園で再発見されました。

 

 

2000年代になるとコーヒーの香りも重視されるように。

エスメラルダ農園がゲイシャを品評会に出品すると、他を寄せ付けない圧倒的な香りで当時の史上最高価格で落札されました。

無名の品種が品評会で最高の評価を受けるなんて、シンデレラストーリーです。

 

 

ゲイシャの特徴は何と言っても圧倒的な香り。

まるで紅茶かのような軽やかなでフルーティな香りを楽しめます。

 

ゲイシャの味もまた特徴的。

独特な酸味と甘みがあり、口の中に長くとどまります。

ゲイシャの価格

ゲイシャは100gあたり4000円以上が相場になっています。

世界最高級のコーヒー豆の名前は伊達ではありません。

カフェでオーダーすると一杯2,000円以上は覚悟したほうがいいでしょう。

ゲイシャのおすすめの飲み方

ゲイシャは絶対浅煎りにしてください。

コーヒーのローストは人それぞれ好みがあると思いますが、ゲイシャだけは浅煎り以外ありえません。

浅煎りにすることでゲイシャが持つ最大級の香りを引き立たせられるからです。

 

 

飲み方はブラックがおすすめ。

正直初めてゲイシャを飲む方は絶対にびっくりします。

今までのコーヒーとは全く違う世界です。

「ゲイシャ」のまとめ

・世界最高級のコーヒー

・元々は商品用として栽培されたわけではなかった

・他を寄せ付けない圧倒的な香り

・浅煎りブラックで飲むのがマスト

まとめ

今回は一般的に販売されているコーヒー豆の特徴や違いについてまとめました。

同じコーヒーとして括られているのに、どのコーヒーも全く違う味わいです。

 

あなたがいま味わっているコーヒーがどんな土地で作られているのかを知ることでまた一つ新しいコーヒーの世界が開けます。

この記事で紹介した品種で気になったものがあれば是非飲んでみてください。

▼この記事をいますぐSNSで共有だ!▼


バルクオム:★★★★★


メンズスキンケアをするならバルクオム。
どんな人の肌でも使いやすく効果も抜群!
今なら初回は500円で購入可能。

ZIGEN:★★★★


めんどくさいスキンケアの作業は一切なし。
1日10秒で簡単スキンケアを実現できます。

ビーグレン:★★★


肌を本気で綺麗にしたいならビーグレン。
効果はトップクラス。
肌悩み別のトライアルセットあり。