この記事はPart2です。
2018年の始まり、そして新たな場所へ
日本で(多分)最も慌ただしい大晦日を終えたまごのて。
2018年最初の活動は種子島での初日の出を拝むことでした。
僕らは種子島で一番高い場所である天女ヶ倉に向かいます。
種子島は文字通り島なので周りに遮るものは何もありません。
水平線から昇る太陽はまごのての旅を応援してくれているようでした。
帰りのフェリーは11時発だったので一旦ホテルに戻り初風呂を済ませました。
10時過ぎにホテルをチェックアウトしてフェリーに乗り込みます。
そして次なる目的地を決定ことになりました。
第二回の候補地はこれです。
運命のサイコロを振ります。
今回のプレイヤーはコバシ。
サイコロを振った結果は,,,,,,
⑥の鳥取砂丘(鳥取)と決定しました。
2回連続の外れ枠を引く悪運の強さたるや。
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目的地が決定、ルートを探すが,,,,,,
目的地が鳥取砂丘に決定したので、ルートを探します。
しかし僕らの旅は貧乏旅行のためなるべく移動にかかる経費は抑えたい。
鹿児島中央駅に到着するのは16時頃だったのでかなりルートは限られました。
鹿児島中央から岡山で新幹線を使い、岡山から特急で向かうルートが最速なんですが22,800円かかります。
さすがに一回の移動で20,000円を超えるのは厳しいので他のルートを探します。
青春18きっぷで移動するのが一番安いんですが、18きっぷのみだと博多までしか進めないので今日中に九州を脱出できません。
まごのて全員の意見として今日中には九州を出たい。
費用を抑えつつ九州を出る方法を模索しました。
そして全員でルートを探した結果、あるルートに決定しました。
それは2枚つづり切符を使い鹿児島中央~博多を新幹線、博多~小倉を特急、そして小倉~新門司港をシャトルバスで移動し新門司港から神戸へフェリーで移動するというものです。
運賃は一人15,460円です。
宿泊代もセットと考えればかなり割安なルートになりました。
急げ、まごのて
小倉駅からのシャトルバスは18時40分に出発します。
そこに間に合わなければジエンドです。
かなり時間の余裕がないルートなので、鹿児島に向かっているフェリーの船内からタクシーを手配します。
さらに神戸行きのフェリーの予約も済ませます。
谷山港に帰ってきたのは15時過ぎでした。
急いでタクシーに乗って坂之上駅に向かいます。
坂之上駅に15時15分くらいに到着すると、使わなくなった青春18きっぷを払い戻します。
そして2枚きっぷを購入します。
2枚きっぷとは
「2枚きっぷ」は、お1人さまでの往復や複数名の方の片道でもおトクにご利用いただける、回数券タイプの割引きっぷです。
有効期間は1ヶ月間です。通年でお買い求めいただけます。(出典:JR九州)
15時29分発の電車に乗って鹿児島中央駅に着いたのは15時49分でした。
乗り換え時間はわずか11分です。
結構ギリギリです。
新幹線ホームに大急ぎで向かいなんとか16時発の新幹線に乗車できました。
博多駅に到着したのは17時17分でした。
ここから在来線特急に乗り換えて小倉を目指します。
「なんで新幹線で小倉に行かないの?」と思った方もいると思います。
実は小倉駅の在来線の管轄はJR九州なんですが、新幹線は山陽新幹線に属します。
正確には博多南~小倉間がJR西日本の管轄になっています。
なぜこういう区分になっているかはいろんな事情があるので今回は割愛します。
そういう事情のため今回使用している2枚きっぷでは新幹線区間では割引対象区間にならないんです。
正確には博多~小倉間はJR九州の管轄ではないので、きっぷを発行する権利がないからです。
そんなわけで博多で17時39分発の特急きらめきに乗りかえて小倉を目指します。
余談ですが、大分方面まで行く特急を「ソニック」、小倉止まりの特急を「きらめき」と言います。
小倉駅に到着したのは18時29分でした。
そしてシャトルバスに乗って新門司港に向かいます。
僕らが新門司港に着いたのは19時15分くらいでした。
すぐにチケット売り場に向かいチケットを購入し、無事神戸行きのフェリーに乗船できました。
未だかつて元日にここまでアグレッシブに動いた人がいたでしょうか。
フェリーってやることないんだね
何とか神戸行きのフェリーに乗船できたまごのて。
フェリーの中には食事をするためのレストラン、テレビがついたロビー、自動販売機、売店、、大浴場、カラオケボックスなんかまで完備されています。
「こんだけ設備があれば退屈なんかするわけない!」
って乗船して2時間まではそう思っていました。
結果から言うと時間を持て余し続けました。
当然と言えば当然ですが、フェリー内には電波がほとんど通っていません。
一応船内でWi-Fiサービスを行っていますが、ほとんど電波はないに等しいです。
またレストランや売店も23時には閉店してしまいます。
カラオケボックスは既に埋まっています。
「じゃあ部屋で寝ればいいじゃん」
って思った方もいるかと思います。
僕らがとった客室は最低限のものしか備わっていません。
あんまりイメージできないと思うので、僕らが寝るための客室を見せます。
これです。
ペラペラの敷き布団と毛布のみの大部屋。
床が硬くて体が痛い。
誤解しないでほしいのは僕らが部屋にいちゃもんを付けているわけではない、ということです。
この旅行記をPart1から見ていただいている方ならわかっていただけると思います。
僕らはこの15時間前、違うフェリーに乗っていたことを。
まごのての身体は悲鳴をあげています。
仕方なくロビーで時間をつぶすことにしました。
売店やレストランが閉店すると、本格的にやることが無くなりました。
僕ら現代人がいかに電子機器に頼っているのかが分かりますね。
フェリーが到着するのは8時。
少なくともあと8時間は時間をつぶさなければいけません。
身体は連日の移動で疲れがMAX。
生きた屍状態です。
お金を使って時間をつぶそうにもお金を使う場所がない。
『無』の時間を過ごすことになりました。
夜も深くなると、フェリーに乗船している他の方たちも自分たちの部屋へと帰っていきます。
やることがなさ過ぎて船員のコスプレをする始末。
さすがに睡魔と疲れと暇さが限界に達したので、部屋に戻って寝ることにしました。
バッグに入っている洋服を敷き布団代わりにして、何とか快適に寝られる環境を作ることを試みます。
あれ?
意外と行けそう?
あとは相部屋ですでに寝ている人のいびきをシャットアウトするだけ。
イヤホンを耳に装着し、ダウンロードしてあったお気に入りの音楽を耳の中に流し込みます。
旅行中に必須の持ち物は【必見】これを持っていけば安心!旅行で超必須級のアイテム8選でまとめています。
こういう寝るのに過酷な環境では僕らの旅の経験の豊富さが役に立つ。
そんな気がする。
もしこれが初めての旅行なら絶対に寝られなかったと思います。(そもそもこの旅行が初めてならこんな鬼畜日程で組まない)
なんとか気合と根性で睡眠状態に入り、明日の移動のために体調を整えていきます。
3日目に続く,,,,,,
現在地:阪九フェリー
2日目移動距離:994Km
総移動距離:1,420Km
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