大学に入学すると大体お酒を呑み始めますよね。
最初は「とりあえずビールで!」って感じにしてたけど、だんだんとお酒にハマっていくうちにウイスキーに興味が湧いた。
けど、種類が多すぎてどれが旨いのか分からない…
そこで今回は実際に蒸留所見学するくらいウイスキーが好きな僕が実際に呑んで美味しかったウイスキーを紹介します!
▼ニッカウヰスキー宮城峡蒸留所のレポートはこちら
記事のざっくりした内容
ジャパニーズウイスキー(日本産のウイスキー)
我が国日本が世界に誇るウイスキーです。
最近ではジャパニーズウイスキーが一大ムーブメントになっていてどれも品薄が続いています。
日本での歴史は他のウイスキーと比べるとまだまだ浅く、1918年に竹鶴政孝が単身でスコットランドに赴いてウイスキーのノウハウを学び、日本にウイスキーを広めたのが始まりです。
山崎
サントリーウイスキーの主力の銘柄です。
ジャパニーズウイスキーにおけるシングルモルトウイスキーの頂点として長い間君臨し続けています。
世界各国の品評会でも数多くの金賞を受賞していて名実ともに最高のウイスキーです。
味わいは甘みと深みを両方感じます。
シェリーやミズナラといった熟成させる樽のそれぞれの個性を生かし合いながら、旨味を共存させています。
知多
元々オンラインショップだけで販売していました。
ブレンデッドウイスキーという種類で、トウモロコシなどを発酵させて作ったウイスキーと少量のモルトを混ぜて作っています。
ブレンデッドウイスキーなので口当たりが滑らかで、ウイスキーがあんまり得意ではない人にもお勧めできます。
余市
ニッカウヰスキーの余市蒸留所で作られた原酒から作られたシングルモルトウイスキーです。
余市蒸留所で使っているポットスチルは直火での蒸留なので、香りがとても豊かなのが特徴です。
余市も世界各国の品評会で数多くの賞を受賞しています。
宮城峡
ニッカウヰスキーの宮城峡蒸留所で作られた原酒をブレンドしたシングルモルトウイスキーです。
宮城峡蒸留所はニッカウヰスキー第二の蒸留所で、ポットスチルをスチームで間接的に熱することで丸みのあるフルーティーな味わいになっています。
余市よりも大人しいウイスキーで、甘みを感じられるのでウイスキーが苦手な方でも飲みやすい味わいです。
竹鶴
ニッカウヰスキーの最高傑作ともいえるウイスキーです。
余市蒸留所の原酒と宮城峡蒸留所の原酒をブレンドしたブレンデッドウイスキーです。
余市と宮城峡という異なった特徴を持った原酒をブレンドしているので複雑な奥行きのある味わいで、もはや芸術の域です。
2016年の伊勢志摩サミットでは「竹鶴21年」と「竹鶴25年」が世界の首脳陣に提供されました。
スコッチウイスキー(スコットランド)
僕が一番好きなのがこのスコッチウイスキーです。
全ての工程がスコットランドで行われたものをスコッチウイスキーと呼びます。
特徴は原料の麦芽を乾燥させるときに使う燃料にピート(泥炭)を使うことによる独特のスモーキーさです。
ウイスキー通に愛され続ける世界のトップウイスキーです。
ボウモア
スコッチウイスキーの聖地とも呼ばれるアイラ島で生産されているウイスキーで、ピートの採掘までを自前で行っている老舗の蒸留所です。
アイラ島最古の蒸留所で、愛称は「アイラモルトの女王」です。
味は後述するラフロイグやアードベッグよりは控えめで大人しいですが、ピート香はしっかりと感じられます。
バーボン樽とシェリー樽をブレンドして作られているからこその甘みを感じられます。
スコッチウイスキーの入門編としてお勧めしたいウイスキーです。
マッカラン
シェリー樽で熟成されたスコッチウイスキーで、愛称は「シングルモルトのロールスロイス」です。
シングルモルトの代名詞的な存在です。
マッカランで使われる熟成樽は一度使われたもので熟成される「ダブルカスク」です。
シェリー樽特有の甘みとフルーティーさを備えていて、かなり飲みやすいウイスキーです。
僕がバーに行ったときにまず頼むのはマッカランのロック。
長い間愛されているスコッチウイスキーを是非試してみてください!
アードベッグ
アイラ島で作られているウイスキーでかなりクセの強いウイスキーです。
ちなみにアードベッグという名前はゲール語で「小さな岬」という意味です。
かなりのクセの強さゆえに熱狂的なファンを多く抱えています。
色は綺麗な琥珀色で薄めですが、色に反して味は強烈です。
開けた瞬間にピートとヨードの香りが部屋一面に広がっていきます。
口に含んだら口全体にスモーキーさが伝わる「衝撃大」のウイスキーです。
スコッチウイスキーにハマったら是非呑んでみてほしいです。
ラフロイグ
これもアイラ島で製造されているウイスキーです。
「You either love it or hate it.(好きになるか嫌いになるかのどちらか。)」というキャッチコピーの通り、アードベッグ以上にくせのあるウイスキーです。
アイラ島のウイスキー自体がかなりの曲者揃いなんですが、その中でも一際存在感を放っています。
「英国王室御用達」のウイスキーとしても知られていて、ボトルにも英国王室の紋章がプリントされています。
香りはかなり強めのヨード香です。
人によっては正露丸の香りとも称されます。
味もかなりの強烈なヨード香で、かなり好みがわかれると思います。
好き嫌いはかなり分かれるウイスキーだとは思いますが、スコッチの王者の風格を味わってみてほしいです。
シーバスリーガル
一般的にも有名なウイスキーです。
世界的な原酒不足の影響でノンエイジ化が進んでいるなかで12年とボトルに表記できるのはかなりすごいことです。
メーカーさんの努力の賜物ですね。
フルーティーな香りでかなり甘いです。
味はフルーティーな香りが最初に鼻に抜けるように来ます。
それらがなくなったかと思えばちょっとした苦みが遅れてやってきます。
シーバスリーガルのおすすめの呑み方はハイボールです。
結構多くのバーでハイボールにはシーバスリーガルを使っています。
ジョニーウォーカー
ウイスキー初心者にはまずこれから飲んでいただきたいです。
斜めにかかったラベルが特徴で超かっこいいです。
黒ラベルと緑ラベルち赤ラベルがありますが、やっぱり定番の黒ラベルをお勧めします。
これぞウイスキーといった香りの中にスモーキーさやバニラのような甘い香りを混在しています。
味は苦みが最初に来て、その後に軽やかな樽の味を感じます。
普通に想像されるウイスキーの味といった「ウイスキーの教科書」的な存在です。
アイリッシュウィスキー(アイルランド)
アイルランドで作られているウイスキーです。
かつてはスコッチウイスキーよりもメジャーな存在でしたが、今はスコッチウイスキーに後塵を拝しています。
とは言ってもすごい旨いウイスキーがいっぱいあります。
全体的に飲みやすいのが特徴です。
ブラックブッシュ
世界最古の蒸留所で作られているウイスキーです。
北アイルランドの首都ベルファストの北に位置していて創業はなんと1608年です。
1608年というと日本は江戸時代です。
徳川家康の時代から現在まで続いている蒸留所というのは感慨深いですよね。
ラベルにも1608年に創業したことが前面にアピールされています。
3回蒸留されたウイスキーは純度が高いのにも関わらず黄金色です。
スコッチよりもマイルドですが、甘みが強い香りがします。
味はくせが少なくて本当に飲みやすいです。
シングルモルトの中での飲みやすさは群を抜いていると思います。
ジェムソン
アイリッシュウイスキーを代表するブレンデッドウイスキーです。
かなり飲みやすいので初心者の方にもおすすめです。
おすすめの飲み方はハイボールです。
ウイスキー自体のくせが少ないのでどんな食事にもマッチします。
レッドブレスト
ブラックブッシュやジェムソンを呑んでアイリッシュウイスキーのおいしさを感じたなら是非呑んでもらいたいボトルです。
価格は上のウイスキーよりも少し高いですが、値段に見合うくらいのウイスキーです。
甘みが強い香りですが、香りとは相反して苦みと爽やかさのハーモニーを感じられます。
アイリッシュウイスキーのいいところが詰め込まれたキリッとしたウイスキーです。
アメリカンウイスキー(アメリカ)
バーボンやテネシーなどが有名です。
アメリカでは色んな地方でウイスキーが作られていてアメリカンウイスキーとはそれらの総称です。
スコッチでは原料は大麦なのに対し、アメリカンウイスキーの代表であるバーボンの主な原料はトウモロコシです。
トウモロコシを使っているのでまろやかで甘みのある味わいなのが特徴です。
ワイルドターキー
バーボンの中で最もポピュラーなウイスキーです。
ボトルに七面鳥が描かれているのが特徴です。
バーボンらしさを全開に感じられます。
歴代のアメリカ大統領にも愛された歴史あるバーボンウイスキーでウイスキー好きにも不動の人気を誇っています。
バニラのような香りと爽快感のある後味を両立したバランスが取れたウイスキーです。
ジャックダニエル
ワイルドターキーがバーボンの代表格ならジャックダニエルはテネシーウイスキーの代表格です。
ジャックダニエルはアメリカで最も売れているウイスキーです。
なめらかな口当たりを実現するためにシュガーメイプルのの木炭でウイスキーをろ過するチャコールメローイングという製法を使っています。
木炭を通すことでマイルドな味わいを作りだしています。
ロックで味わうことで、テネシーウイスキー独特の華やかな甘みをダイレクトに感じさせてくれます。
ブラックラベルが最も有名ですが、僕はジェントルマンジャックが一番の好みです。
ジェントルマンジャックはジャックダニエルをジャックダニエルたらしめるチャコールメローイングを二回行ったウイスキーでかなり口当たりなめらかです。
アーリータイムズ
バーボンウイスキーとしてワイルドターキーと双璧をなしています。
イエローラベルとブラウンラベルの2種類が発売されていますが、実はブラウンラベルは日本人の味覚に併せて作られている日本限定の商品です。
ハイボールや色んな割りもので割ってもアーリータイムズが持つ風味が壊れないです。
家呑みにも最適で、ロックで呑むもよし、ハイボールでもよしと万能なウイスキーです。
カナディアンウイスキー(カナダ)
5大ウイスキーはどれもが強烈な個性を発揮している中で、カナディアンウイスキーは特徴のなさこそが特徴です。
独特な風味ではなく、本当に飲みやすいのでウイスキー初心者の方でも安心して飲めると思います。
日本ではスコッチやアメリカンと比べるとマイナーなので、一般的な居酒屋ではお目にかかることは少ないでしょう。
でも隠れた名品が結構あります。
アルバータプレミアム
ウイスキーの主な原料は大麦やトウモロコシですが、アルバータプレミアムは原料にライ麦のみを使用したウイスキーです。
ライ麦を使ったウイスキーは結構辛口なことが多いんですが、結構甘口です。
かなりバニラ香は強めですが、後味にライ麦らしい辛味を感じられます。
バランスが取れたウイスキーです。
カナディアンクラブ
カナディアンウイスキーの中で最もポピュラーなウイスキーです。
通常ウイスキーをブレンドするときは熟成が完了したものを使用しますが、カナディアンクラブは予め原酒をブレンドしてから樽に詰めます。
またウイスキーを熟成するときの温度を季節問わず一定に保ちます。
これらはスコッチやジャパニーズとは異なる製法です。
この独特な製法がカナディアンクラブのオンリーワンの香りや風味を生み出しています。
カナディアンウイスキーならではのバニラにも似た甘い香りと風味でとても飲みやすいです。
ロックで呑むことで味わいを最も感じられます。
クラウンローヤル
見た目の高級感とは裏腹に結構リーズナブルなウイスキーです。
でも味は高級感が漂ってます。
クラウンローヤルという名前はイギリスの王様がカナダに来たときに献上されたことが由来になっています。
カナディアンウイスキーらしいさっぱりとした風味と奥深さを存分に感じられます。
カナディアンウイスキーはカナディアンクラブが最も有名ですが、クラウンローヤルも負けず劣らずの銘柄です。
ウイスキーをもっと知って奥深い世界へ
ウイスキーに興味を持った方は是非自分のお気に入りの一本を見つけてみてください!
この記事で紹介したウイスキーはどれも飲んで後悔しないウイスキーばかりです。
お酒はほどほどに嗜めば最高の趣味になります。
大学生になってお酒を嗜み始めた方は、生涯の伴侶を見つけるような気持ちで酒屋さんに行ってみると楽しいかもしれません。
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